公益財団法人 肥料科学研究所
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公益財団法人肥料科学研究所は、「肥料科学」の刊行、調査研究事業、普及啓発事業等の活動

公益財団法人肥料科学研究所About

本研究所は、肥料科学及び土壌肥沃度に関する 調査研究事業と普及啓発事業を実施し、
公開研究会の開催、年刊誌「肥料科学」の刊行と配布等の 活動を行っています。
本研究所の事業の目的と内容、役員名簿、定款については、「研究所について」をご覧ください。

研究所からのお知らせNews

2023.12.13研究会について
令和5年度第3回研究会を下記の通り、対面とオンラインで開催いたしました。
日  時 2023年11月14日(火)14:30~16:30
開催方法 日本農業研究所会議室での対面方式と、Zoomミーティングによるオンラインのハイブリッド開催
テ ー マ 「私と植物のミネラル元素の輸送」
講  師  馬 建鋒氏 (岡山大学資源植物科学研究所)

趣旨説明
植物は生育に欠かせないミネラル栄養素を土壌から各器官、組織、そして細胞と各オルガネラに輸送するためには、多種多様な輸送体が必要とされている。その一方、土壌中に存在するカドミウムやヒ素のような有害元素も輸送体によって可食部に蓄積され、食物連鎖を経て我々の健康に悪影響を与える。したがって、ミネラルの輸送機構の解明は作物の生産性や品質だけではなく、我々の健康にも非常に重要な課題である。本講演では、これまで演者が行ってきた研究の経緯を交えながら、いくつかの輸送体について紹介する。
2023.07.25研究会について
令和5年度第2回研究会を下記の通り、対面とオンラインで開催いたしました。
日  時 2023年9月29日(金)14:30~16:30
開催方法 日本農業研究所会議室での対面方式と、Zoomミーティングによるオンラインのハイブリッド開催
テ ー マ 「フィールドから学んだ土壌管理と作物栽培」
講  師  金田 吉弘氏(秋田県立大学名誉教授)

趣旨説明
これまでの研究生活の中でフィールドや農家の皆様から多くのことを学びました。約40年前、水田の来歴の違いによって、水稲の根が大きく異なることに驚きました。それをきっかけに、“栽培方法”や“気象”の影響が土壌と水稲生育に及ぼす影響を明らかにし、作物の安定生産に向けた適正な土壌管理のあり方を検討してきました。講演では、これまでの経験を踏まえて、フィールド研究から得たものをお伝えしたいと思います。
2023.07.25研究会について
令和5年度第1回研究会を下記の通り開催いたしました。

内容については年刊肥料科学第45号に掲載予定です。

日  時 2023年7月19日(水) 13:30~16:30
開催方法 日本農業研究所での対面およびオンライン併用開催
テ ー マ 「化学肥料高騰への対応」
講 演 1 家畜排泄物の処理・利用の現状と地下水の硝酸性窒素汚染」
講  師  羽賀 清典 氏 (畜産環境整備機構・顧問)
講 演 2 土壌診断の役割と課題―土壌診断による施肥節減の可能性」
講  師  安西 徹郎 氏 (元JA 全農技術主幹・元千葉県農林総研)

趣旨説明
近年の化学肥料高騰により、有機資源循環が注目され、耕種農家は代替資材として家畜ふん利用に強い関心を寄せています。しかし、畜産農家は飼料高騰や飼育環境などにより経営が圧迫され、良質の家畜ふん堆肥を供給することには多くの課題があります。また、耕種農家には、家畜ふんを使いたいが、土壌中に特定養分が蓄積するため使いにくいという声があります。
そこで、我が国の家畜ふん排泄物処理の指導的立場にある畜産環境整備機構の羽賀清典氏から、畜産の視点から家畜ふん排泄物の処理・利用の現状を紹介していただきます。講演では、排泄物処理に当たっての環境への配慮など畜産農家のかかえる課題も紹介していただけると思います。
さらに、県や全農での指導実績が豊富で、土壌診断では第一人者である安西徹郎氏から、土壌診断による施肥削減の考え方について紹介していただきます。とくに、家畜ふんなどの施用による土壌養分過剰蓄積の防止や土壌蓄積養分の有効活用について土壌診断は欠かせないが、現実には診断結果の現場への普及にある課題があることなども紹介していただけると思います。
今回の研究会では、畜産サイドと耕種サイドから、有機資源循環を軸とした施肥削減について考える内容となっています。土壌肥料研究者はもとより、畜産環境に関係者々など幅広い方々にとって有益な内容となっています。

講 演 1
タイトル:家畜排泄物の処理・利用の現状と地下水の硝酸性窒素汚染
講師氏名:羽賀 清典 氏(畜産環境整備機構・顧問)
概要:農林水産省の調査によると、わが国の家畜排泄物量は年間約8,000 万t であり、ほとんどが堆肥化処理されている。また、豚舎排水は浄化処理後に河川放流、ブロイラーふんは焼却処理されている割合が高い。家畜排泄物に含まれる窒素は67~120 万t と試算されるので、地下水の硝 酸性窒素が環境基準10mg/L を超過しないよう、家畜排泄物の不適切な地下浸透を防止し、堆 肥を適正に施用することによって窒素を含む有機物資源の循環につなげることが重要である。


講 演 2
タイトル:土壌診断の役割と課題―土壌診断による施肥節減の可能性
講師氏名:安西 徹郎 氏 (元JA 全農技術主幹・元千葉県農林総研)
概要:2008 年の肥料高騰時以降、「土壌診断に基づく適正施肥」ひいては減肥のための技術開発や土壌分析施設の整備が進んだ。そして昨年来の肥料高騰が再び農家経営を苦しめるなか、演者は農業現場における土壌診断技術の浸透状況をアンケート調査によって知ることを試みた。そこで明らかになった事項について検討を加え、今後の施肥節減に向けた取り組みをいくつか提示して議論の源とする。
2023.12.13研究会について
令和5年度第3回研究会を下記の通り、対面とオンラインで開催いたしました。
日  時 2023年11月14日(火)14:30~16:30
開催方法 日本農業研究所会議室での対面方式と、Zoomミーティングによるオンラインのハイブリッド開催
テ ー マ 「私と植物のミネラル元素の輸送」
講  師  馬 建鋒氏 (岡山大学資源植物科学研究所)

趣旨説明
植物は生育に欠かせないミネラル栄養素を土壌から各器官、組織、そして細胞と各オルガネラに輸送するためには、多種多様な輸送体が必要とされている。その一方、土壌中に存在するカドミウムやヒ素のような有害元素も輸送体によって可食部に蓄積され、食物連鎖を経て我々の健康に悪影響を与える。したがって、ミネラルの輸送機構の解明は作物の生産性や品質だけではなく、我々の健康にも非常に重要な課題である。本講演では、これまで演者が行ってきた研究の経緯を交えながら、いくつかの輸送体について紹介する。
2023.07.25研究会について
令和5年度第2回研究会を下記の通り、対面とオンラインで開催いたしました。
日  時 2023年9月29日(金)14:30~16:30
開催方法 日本農業研究所会議室での対面方式と、Zoomミーティングによるオンラインのハイブリッド開催
テ ー マ 「フィールドから学んだ土壌管理と作物栽培」
講  師  金田 吉弘氏(秋田県立大学名誉教授)

趣旨説明
これまでの研究生活の中でフィールドや農家の皆様から多くのことを学びました。約40年前、水田の来歴の違いによって、水稲の根が大きく異なることに驚きました。それをきっかけに、“栽培方法”や“気象”の影響が土壌と水稲生育に及ぼす影響を明らかにし、作物の安定生産に向けた適正な土壌管理のあり方を検討してきました。講演では、これまでの経験を踏まえて、フィールド研究から得たものをお伝えしたいと思います。
2023.07.25研究会について
令和5年度第1回研究会を下記の通り開催いたしました。

内容については年刊肥料科学第45号に掲載予定です。

日  時 2023年7月19日(水) 13:30~16:30
開催方法 日本農業研究所での対面およびオンライン併用開催
テ ー マ 「化学肥料高騰への対応」
講 演 1 家畜排泄物の処理・利用の現状と地下水の硝酸性窒素汚染」
講  師  羽賀 清典 氏 (畜産環境整備機構・顧問)
講 演 2 土壌診断の役割と課題―土壌診断による施肥節減の可能性」
講  師  安西 徹郎 氏 (元JA 全農技術主幹・元千葉県農林総研)

趣旨説明
近年の化学肥料高騰により、有機資源循環が注目され、耕種農家は代替資材として家畜ふん利用に強い関心を寄せています。しかし、畜産農家は飼料高騰や飼育環境などにより経営が圧迫され、良質の家畜ふん堆肥を供給することには多くの課題があります。また、耕種農家には、家畜ふんを使いたいが、土壌中に特定養分が蓄積するため使いにくいという声があります。
そこで、我が国の家畜ふん排泄物処理の指導的立場にある畜産環境整備機構の羽賀清典氏から、畜産の視点から家畜ふん排泄物の処理・利用の現状を紹介していただきます。講演では、排泄物処理に当たっての環境への配慮など畜産農家のかかえる課題も紹介していただけると思います。
さらに、県や全農での指導実績が豊富で、土壌診断では第一人者である安西徹郎氏から、土壌診断による施肥削減の考え方について紹介していただきます。とくに、家畜ふんなどの施用による土壌養分過剰蓄積の防止や土壌蓄積養分の有効活用について土壌診断は欠かせないが、現実には診断結果の現場への普及にある課題があることなども紹介していただけると思います。
今回の研究会では、畜産サイドと耕種サイドから、有機資源循環を軸とした施肥削減について考える内容となっています。土壌肥料研究者はもとより、畜産環境に関係者々など幅広い方々にとって有益な内容となっています。

講 演 1
タイトル:家畜排泄物の処理・利用の現状と地下水の硝酸性窒素汚染
講師氏名:羽賀 清典 氏(畜産環境整備機構・顧問)
概要:農林水産省の調査によると、わが国の家畜排泄物量は年間約8,000 万t であり、ほとんどが堆肥化処理されている。また、豚舎排水は浄化処理後に河川放流、ブロイラーふんは焼却処理されている割合が高い。家畜排泄物に含まれる窒素は67~120 万t と試算されるので、地下水の硝 酸性窒素が環境基準10mg/L を超過しないよう、家畜排泄物の不適切な地下浸透を防止し、堆 肥を適正に施用することによって窒素を含む有機物資源の循環につなげることが重要である。


講 演 2
タイトル:土壌診断の役割と課題―土壌診断による施肥節減の可能性
講師氏名:安西 徹郎 氏 (元JA 全農技術主幹・元千葉県農林総研)
概要:2008 年の肥料高騰時以降、「土壌診断に基づく適正施肥」ひいては減肥のための技術開発や土壌分析施設の整備が進んだ。そして昨年来の肥料高騰が再び農家経営を苦しめるなか、演者は農業現場における土壌診断技術の浸透状況をアンケート調査によって知ることを試みた。そこで明らかになった事項について検討を加え、今後の施肥節減に向けた取り組みをいくつか提示して議論の源とする。
2022.02.20『肥料科学』刊行
『肥料科学』第43号(2021年)が刊行されました。
2022年2月20日に『肥料科学』第43号(2021年)が刊行されました。 2021年度の研究会で行われた講演会や寄稿された報文の内容が掲載されています。
詳しくは、「肥料科学(年刊)のご紹介」のページをご覧ください。
2021.02.20『肥料科学』刊行
『肥料科学』第42号(2020年)が刊行されました。
2021年2月20日に『肥料科学』第42号(2020年)が刊行されました。 2020年度の研究会で行われた講演会等の内容が掲載されています。
詳しくは、「肥料科学(年刊)のご紹介」のページをご覧ください。
2020.02.20『肥料科学』刊行
『肥料科学』第41号(2019年)が刊行されました。
2020年2月20日に『肥料科学』第41号(2019年)が刊行されました。
2019年度の2回の研究会で行われた講演会等の内容が掲載されています。
詳しくは、「肥料科学(年刊)のご紹介」のページをご覧ください。

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