公益財団法人肥料科学研究所は、「肥料科学」の刊行、調査研究事業、普及啓発事業等の活動

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公益財団法人 肥料科学研究所The Fertilization Research Foundation

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『お知らせ』があります。

本研究所は、肥料科学及び土壌肥沃度に関する調査研究事業と普及啓発事業を実施し、
公開研究会の開催、年刊誌「肥料科学」の刊行と配布等の活動を行っています。

研究所からのお知らせ

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2020年度の研究会の開催について

本年度の第1回研究会を下記の通りオンラインで開催いたします。ご多忙な時節とは存じますが、ご出席くださいますようご案内いたします。

日  時 2020年12月22日(火) 13:30~15:00
開催方法 Zoomミーティングによるオンライン開催(先着30名まで)
演  題 「バチルスバイオ肥料キクイチの開発と農業生産現場への実装
     ―その微生物学的および農業利用上の特性に関して―」
      横山 正 氏(東京農工大学名誉教授、現福島大学食農学類特任教授)

参加方法
(1)公益財団法人肥料科学研究所宛(aizaki@hiryokagaku.or.jp)に参加希望者の氏名およびE-mailアドレスを記載し、電子メールの件名を【肥料科学研究会】としてお送りください。
(2)肥料科学研究所より受信確認を返信しますので、受信確認メールが届かない場合は担当へメールでお問い合わせください。
(3)参加登録された方へ12月10日(木)~12月15日(火)を目途にオンライン参加に関するご案内のメールをお送りします。
(4)参加受付は先着順とし、12月8日(火)で受付を締め切らせていただきます。

講演要旨
現在、地球環境には大きな負荷がかかっており、世界中でSDGsへの取り組みがなされている。私たちは2008年頃から、地球環境にフレンドリーで持続的な農業生産に貢献できる土壌微生物を利用して作物生育を促進できるバイオ肥料の開発研究を始めた。当初の開発目標は施用さ れた化学肥料の利用効率をあげて、その使用量の削減を目標にしていた。バイオ肥料は生きた微生物を泥炭等のキャリアに混和したもので、根粒菌のバイオ肥料は世界中で利用されている。一方、当時はイネ用のバイオ肥料は日本には存在していなかった。イネに微生物を接種して生育促進等の効果を持たせ、最終収量を増加させることは、最初は私自身も、ほんとにそのようなことが起きるのかと科学的には懐疑的であった。しかし、アジア等の様々な試験や研究者の話を聞くうちに、研究として面白いかもしれないと考えて、手探りでイネ用のバイオ肥料の研究を開始した。今回の発表では、どのように研究を行ったかの概要、開発したバチルスバイオ肥料キクイチ(ゆめバイオとして製品化された)の特性、開発の大変だったこと等に関して話していく。

『肥料科学』第41号(2019年)が刊行されました。

2020年2月20日に『肥料科学』第41号(2019年)が刊行されました。
2019年度の2回の研究会で行われた講演会等の内容が掲載されています。
詳しくは、「肥料科学(年刊)のご紹介」のページをご覧ください。

2019年度第2回研究会が開催されました。

演題 「水田土壌の硫黄肥沃度をどう評価するか」
講師 菅野 均志氏 (東北大学大学院農学研究科・准教授)
日時 2019年10月 29日(火) 14時~16時
場所 日本農業研究会館 1階会議室

講演内容概要(講師提供) 

 硫黄(S)は植物の必須元素であるが、日本では作物のS欠乏は稀であると考えられてきた。しかしながら、近年水稲のS不足に起因するとみられる生育抑制の事例がいくつか報告されている。水稲のS欠乏は、葉の黄化、草丈の低下、分げつの減少等の症状としてあらわれるが、土壌の可給態Sとして評価される硫酸態Sの多寡のみでこの症状を説明することができない場合がある。

 本講演では、水田土壌のS肥沃度に関して演者らがこれまで検討してきた (1)水稲の石膏施与への応答と土壌の可給態Sとの関係、(2)難溶性硫化物形成を考慮したS肥沃度評価の可能性、(3)水田土壌の可給態Sの実態等について詳しく解説する。

2019年度第1回研究会が開催されました。

演題 「菌根共生の農業利用の可能性を探る」
講師 齋藤 雅典 氏(科学技術振興機構、前東北大学大学院農学研究科教授)
日時 2019年7月17日(火) 14時~16時
場所 日本農業研究会館 1階会議室

講演内容概要(講師提供) 

 アーバスキュラー菌根菌(VA菌根菌とも呼ばれる)は植物の根に共生し、リンの吸収を促進し、植物生育を改善する。そのため、アーバスキュラー菌根菌の農業資材としての利用が進められている。しかし、農業資材として普及しているとは言い難い。一方、地球史的にみるとアーバスキュラー菌根共生は、陸上植物の登場とともに共進化をしてきた古くかつ普遍的な共生系であり、基礎生物学的な面から関心が高まっている。本講演では、アーバスキュラー菌根共生の基礎から応用まで、演者のこれまでの研究を振り返りつつ、解説する。

『肥料科学』第40号(平成30年)が刊行されました。

2019年2月20日に『肥料科学』第40号(平成30年)が刊行されました。
平成30年度の2回の研究会で行われた講演の内容などが掲載されています。
詳しくは、「肥料科学(年刊)のご紹介」のページをご覧ください。

平成30年度第2回研究会が開催されました。

演題 「植物の栄養吸収の制御機構の解明と植物の栄養特性改善の可能性」
講師 藤原 徹 氏(東京大学教授 大学院農学生命科学研究科 植物栄養・肥料学研究室)
日時 平成30年 10月23日(火) 14時~16時
場所 日本農業研究会館 1階会議室
     東京都千代田区紀尾井町3-29

講演内容概要(講師提供) 

 植物の栄養吸収機構の理解は近年大きく進んでおり、講演者らもホウ素を中心に栄養吸収に関わる輸送体の同定、栄養条件に応じた発現制御機構の解明や、数理モデルを用いた輸送の予測を進めている。これまでの研究の概要をお話し、このような研究の農業への応用の可能性について議論したい。

平成30年度第1回研究会が開催されました。

演題 「資源循環型農業のための家畜ふん堆肥中肥料成分の有効利用」
講師 加藤 直人氏(農研機構農業環境変動研究センター 有害化学物質研究領域長)
日時 平成30年 7月10日(火) 14時~16時
場所 日本農業研究会館 1階会議室
講演内容概要(講師提供) 

 資源循環型、環境保全型の農畜産業の推進には家畜ふん堆肥中肥料成分の有効利用が欠かせない。しかし、有効利用するためには、肥効の明確化、養分バランスの改善、施用時期の最適化、散布作業性の向上、広域流通への対応など、様々な技術的課題があった。講演では、こうした問題点を整理しながら、その解決を図るために取り組まれてきた研究例、および近年登場した混合堆肥複合肥料について紹介する。

『肥料科学』第39号(平成29年)が刊行されました。

2018年2月20日に『肥料科学』第39号(平成29年)が刊行されました。
平成29年度の2回の研究会で行われた講演の内容などが掲載されています。
詳しくは、「肥料科学(年刊)のご紹介」のページをご覧ください。

平成29年度第2回研究会が開催されました。

演題 「土壌の有機態窒素の分子実体を巡って」
講師 松永 俊朗 氏(東京農業大学教授(元農研機構))
日時 平成29年10月17日(火) 14時~16時
場所 日本農業研究会館 1階会議室
講演内容概要(講師提供) 

 土壌の有機態窒素は、窒素肥沃度の主体として重要であることはもちろん、地圏における有機物(炭素)循環の点からも注目されている。本講演では、その土壌 有機態窒素の分子化学形態について、まず、これまでの研究を史的にレビューし た後、演者らが近年行ってきた、サイズ排除高速液体クロマトグラフィー/化学 発光窒素検出法による有機態窒素のキャラクタリゼーションの結果を中心に紹介 する。さらに、土壌の有機態窒素の化学形態についての先駆的仕事を行った、明治期の土壌肥料学者鈴木重禮についても話題提供したい。

平成29年度第1回研究会が開催されました。

演題 「アフリカサバンナにおける農業開発-土壌肥料研究の現状と問題点-」
講師 伊藤 治 氏(元国連大学サステイナビリティ高等研究所)
日時 平成29年7月11日(火) 14時~16時
場所 日本農業研究会館 1階会議室
講演内容概要(講師提供) 

 サバンナはケッペンの気候区分において定義されている用語であり、南米やアフリカ大陸に広く分布している。南米のサバンナは現地で、セラードと呼ばれ、土壌の酸性度が高い不毛の地とみなされていたが、ブラジル政府とJICAとの長期にわたるプロジェクトにより、高い生産性を有する農業地帯へと変貌した。
 一方アフリカのサバンナには、4億ヘククールに近い農業可耕地が広がっているが、その1割程度しか利用されていない。日本政府は、作物栽培に適した気候・土壌要因を有するアフリカのサバンナ地帯に注目し、イネやマメ科作物の生産振興を通した農業を基盤とした開発プロジェクトを実施している。本講演では、このプロジェクトの中で筆者らが行った研究から得られた成果を概観し、現状と問題点を探ってみることとする。

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